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スウェーデンで感じる、多言語家族への理解と多言語家庭へのサポート

Photo by Andrew Ebrahim on Unsplash スウェーデンで生活していると、道行く人の話す言葉も肌の色も様々なことがわかります。職場でも、両親が移民でスウェーデン語と親の出身の国、両方の言語を話せる人がいたり私のように働くために移住した人や、自国の政治的な理由で移住した人がいたりします。テレビやメディア、子供の同級生の親との会話を通じても、多くの言語が話せるというのは、その人の人生にとってプラスだという考え方があることを感じます。 私が妊娠してから子どもたちを多言語で育てることに決めるにあたって病院から小さなパンフレットをもらいました。 タイトルは、多言語教育についてのちょっとしたアドバイス。 スウェーデンは歴史的、地理的な理由から、フィンランド語やサーミ語を話す人がいたり両親のどちらかが、移民や難民のバックグラウンドを持っていたりすることが多い。そんな人たちに向けてのちょっとした心構え、アドバイスが書かれていました。 多言語を話す子供を妊娠している人に対してのアドバイス 出産前の早い段階で、生まれてくる子どもにどれだけ自分の母国語を教えていきたいかを決めておく。理解できればいいのか、話せればいいのか、それとも、書くことも読むこともできるようにしたいのか。どれだけの時間とエネルギーを注ぐことができるか考えておく。周りの家族や親族にも話しておくと良い。 話せば話すほど、読めば読むほど、書けば書くだけ、言語は上達する。 スウェーデン語の小学校に入学する場合は、入学する前にスウェーデン語を学ぶ機会を作るようにする。 親としてどうやって多言語を話せるように働きかけをするか もし両親とも違う言語を話す場合、両親ともが、お互いの言語に対して前向きな姿勢を持つこと。 片方の親がスウェーデン語を話す場合、もう片方の親がスウェーデン語を話すことに関して前向きな姿勢を持つこと。 親自身がスウェーデン語を話せなくても、自分の国の言葉に対して誇りを持つこと。 子どもに対して、いつも同じ言語を話すこと。スウェーデン語が家庭の共通言語でなくても、いずれは学校や友達を通じて、スウェーデン語が強くなる。 親の話す言語を身につけるためには、同じ言語を話す大人だけではなく、子どもとも接する機会を持つと良い。…
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ぬいぐるみのウサギと一緒に世界を知る、スウェーデンの保育園教育

Photo by Kyle Glenn on Unsplash 5歳の娘がある日、ふと、「海にあるゴミをカメさんが飲み込んですごくかわいそうなんだよ!ウサギのヘルマンがそう言ってた。」と言いました。詳しく聞いてみると、どうやらこういうことです。 ぬいぐるみのウサギのヘルマンは保育園から世界のいろんな国に旅行して旅行先から現地での生活や、言葉についての手紙やビデオレターを送ってくれるそう。メキシコ、ハワイ、ケニヤ、カナダなど。 最近はメキシコでカメがゴミを飲み込んでかわいそうな状態になっている、というビデオを送ってくれたそうです。 さすが環境問題に積極的に取り組んでいる、スウェーデン。5歳の子供たちに、海ごみ問題をぬいぐるみを使って教えています。 このことに限らず、ウサギのヘルマンを通して子供たちは色々なことを学んでいます。 View this post on Instagram A post shared by…